先日のファベックス2017で、アレルギーの方々にお届けするべき運命の出逢いがありました。
石井食品株式会社さん
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石井食品株式会社さんは、
特定原材料(卵・乳・小麦・えび・かに・落花生・そばの7品目)
のアレルゲンに特化して対応されている、数少ないメーカーさんです。
アレルギーの子でも、
「家族やお友達といっしょに」
「楽しく」
「おいしく」
食事ができるように配慮した商品作りを行っています!!
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今は食物アレルギーの患者さんも増えていまして、
石井食品さんは1997年から無添加調理、食物アレルギー表示の取り組みを開始。
特に2011年に起きた東日本大震災で、アレルギーの子たちの食べるものがないというところから本腰を入れてアレルギー対応食を本格的に取り組みはじめました。
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ここまでアレルギー対応している工場は見たことない!!食品管理の徹底ぶり
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①工場の区分けが細かく対応していてすごい
工場の中でA・B・C・Dと厨房が4つに分かれており、入り口もそれぞれ確保。
各厨房の食材の搬入口も作っているため、アレルギーの食材が間違えて混ざることを防いでいます。
厨房内はこんな感じらしい。
②人・使用器具の色別管理もやばい
・A・B・C・Dの各厨房ごとの作業着を白・ピンク・緑・青に色別に。
・調理器具も各厨房に合わせた色で統一。
・洗濯も厨房ごとに行う。
(クリーニング等だと、アレルゲン食品が付く危険があるため)
色別で管理しているととてもわかりやすく、それぞれの厨房で完結しているので安心です!
コンタミネーションの問題も石井食品さんであれば、問題ないので原材料のチェックだけでOK♪
『コンタミネーション』
食品を生産する時に、原材料で使用していないけれども、ベルトコンベアや調理器具等を通し、誤ってアレルゲンとなりうる食材が意図せず混入すること。
③使用した水まで驚くほどの徹底ぶり
使用する水はもちろん、調理器具などを洗った排水までもほかの厨房に入り込ませないために、独立した排水設備に。
④空気も厨房ごとに気圧を変えている工場って聞いたことありますか?
各厨房ごとに独立した空調設備を完備。
室内に圧力をかけて、外部から室内に他の厨房の空気が流れ込まないように管理しています。
ファベックス2017では、工場の様子もTVで流していました!
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徹底した管理に加え、さらなるアレルギーチェックの実施
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・洗濯した作業着のチェック
・洗浄した調理器具のチェック
・休憩後から生産終了まで使用したマスクのチェック
特にマスクのチェックに脱帽・・・・。
昼食からのアレルゲンの混入を防ぐために、厨房から出る時には作業着を着替えます。
昼食を食べた後には必ず歯磨きをしてから作業に戻ることと徹底。
マスクのアレルギー検査でも反応がでないように管理されていて感動していまいました・・・!
食物アレルギー物質検査もぬかりありません。
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石井食品さんではELISA法(酵素免疫測定法)にて検査。
アレルギーの表示が必要になるのは10ppm以上
10ppm以下からコンタミネーションの表示になります。
石井食品さんで提供している食物アレルギー配慮食品「いっしょがいいね」シリーズに使用する食品まで全て検査。
イシイ基準の合格基準は1ppm未満に設定。
合格した食材のみを搬入しています。
※1ppmとは、バケツ1杯(10L)に耳かき1杯分の濃度(0.01g)
放射能検査もしっかり
厚生労働省基準値で
一般食品:放射性セシウム100Bq/kg
イシイ基準は
野菜・穀類・放射性セシウム50Bq/kg未満に設定。
産地が変わるごとに定期的に測定されています。
農薬検査も独自の最大残留基準値で判定
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農作物ごとに“日本の残留基準”と“EUの残留基準”の厳しい方を選択し、
外部農薬検査での数値を元に
イシイ独自の最大残留基準値で判定を行っています。
こんなにもアレルギーについて真剣に取り組まれている食品会社さん、見たことなくて思わず熱を入れてお話しさせていただきました!
次回は、石井食品さんで購入できるアレルギー食品の紹介をします(*´ڡ`●)