豆知識・雑学

お昼休み が 危ない!? 食物依存性運動誘発 アナフィラキシー とは?

【 食物依存性運動誘発アナフィラキシーとは? 】

特定の食べ物を食べてから運動することによってアナフィラキシーを発症すること。

 (アナフィラキシー:発症後、極めて短時間のうちに全身性にアレルギー症状が出る反応。
命に関わるもの)

 給食を食べた後の昼休み・体育や体育祭の練習・部活動中に発症する時が多い。

 原因の食材は、小麦62%、甲殻類28%!!

小麦が原因になることが大半なので、発症した際には
給食の麺やパンの日は気をつけてみるようにして下さい。

 原因の食材を食べてから2時間(可能なら4時間)は運動は控える。
原因の食材を摂らなければ、運動は可能ですが医師のご相談下さい!

運動中に急に倒れたりというこの症状は、てんかんなどと間違われやすく、
アレルギーだとは気づかれないケースが多いです。

 テニス界の王者のジョコビッチ選手が試合中にいきなり倒れたり、
全身から汗が吹き出るように出ていたりと不調だった期間も小麦を食べてから運動することによって発症する、
この食物依存性運動誘発アナフィラキシーが原因と言われています!

 小麦加水分解物が入った石鹸「茶のしずく」を使用したことにより、
小麦依存性運動誘発アナフィラキシー発症被害が多数報告されて、
商品の回収が行こなわれていたのも記憶に新しいですね。
※食物アレルギー診療ガイドライン2012より

 意外なところにひそんでいるアレルギー。
もし倒れたり、急に具合が悪くなったり不調等があれば、
どうしてなんだろう?と原因をさぐってみるようにしましょう!